平成28年6月10日、弘前市富田町に「スープライダース」がオープンした。スープライダースは県内初のスープスタンドである。店舗は20年以上続き、今年4月に閉店したイタリアン食堂「Italy」の居抜き物件を活用している。店内は齊藤さん夫婦が自ら改装したという。窓ガラスのデザインがお洒落で目を引くが、偶然知り合った人にお願いしたものだそうだ。内装は全体的にアウトドア系になっている。
「スープライダース」はサーフィン初心者という意味。結婚してから夫と始めたサーフィンだが、なかなか上達しない齋藤さん自身と、スープをかけた店名らしい。店内に飾られているサーフボードは、実際に店長が使用していたものだ。「気軽にスープを飲んでほしくて出店した。冬の長い弘前で暖まり、お腹いっぱいになってほしい。」と店長は語る。
カウンターでメニューを見ながら注文をして、料金を先に支払ってから食事をするスタイルである。できあがったらカウンターに受け取りに行く。基本的にセルフで、お水や返却も自分で行うタイプである。カウンターにはお好みでかけられる調味料がたくさんある。テイクアウトとイートインが選べるが、できたてを食べられるので余裕がある時はイートインがおすすめだ。お食事ができるスペースは2人席のテーブル3つだった。
学生でも行きやすい料金設定だ。通勤通学途中に気軽に立ち寄り、スープ片手に学校や会社に行ってもらうのが理想だという。
メニューにはたくさん種類があるが、これらは夫婦二人で話し合って決めたもの。たくさんのお店を見て回り、食材を探し、何度も試作したこだわりのレシピ。新メニューについては相談中だという。
店長が好きなメニューは「コーンスープ」「小倉+マーガリン」「ピーチソーダ」。実はコーンスープ好きがきっかけで出店したということで、とても思い入れのある手作りスープになっている。小倉+マーガリンはチップスの代わりに生クリームにしてもらうこともできる。
おすすめの組み合わせは「あっさりしたオニオンスープにはボリュームいっぱいのホットサンド、濃厚なコーンスープにはバゲット」。インスタ映えするハムやチーズが入ったホットサンドも人気だ。
店長こだわりの「コーンスープ」インスタ映えする「ハムチーズサンド」きれいな青の「ブルーキュラソー」をいただいた。注文から15分ほどでお食事が出てきた。濃厚でどろっとしたスープは優しいコーンの味でほっと安心する。お肉屋さんで仕入れているというハムは、味も歯ごたえもしっかりしていて’’the 肉’’といった感じである。ホットサンドの耳はカリカリしていて香ばしい。ブルーキュラソーは青色だが、味はシトラス系で甘かった。
テイクアウトしたドリンクをこの構図で撮るのが流行っているそうなので、ぜひやってみてほしい。
店長はとても気さくな方で「お客様との距離感を大切にしていきたい」と語る。弘前大学から徒歩10分。空きコマで一休みする大学生も多いという。ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。
【アクセス】
・営業時間:10時~18時(無くなり次第終了)
・定休日:不定休(Instagramなどでお知らせ)
・住所:青森県弘前市大字富田町96(駐車場はお店の裏側)
・電話番号:0172-80-9254
・Facebook:https://www.facebook.com/soupriders.hirosaki/
・Instagram:http://instagram.com/soupriders