みなさんは「図書館」にどのようなイメージを持っているだろうか。もしかすると、「静かにしなきゃいけない」や「ちょっとピリピリして近寄りがたい」と思い浮かべた人もいるのではないだろうか。弘前大学付属図書館の1階にある「アカデミック・コモンズ」はそんなイメージを覆す場所である。
目次
1.アカデミック・コモンズとは?
2.職員さんにインタビュー
〇コンセプトである「知の交錯する場所」
〇時間を潰せる、休憩場所
〇グローバル・スクエアをもっと学生に使ってほしい!
3.まとめ
1.アカデミック・コモンズとは?
写真)アカデミック・コモンズの入り口
アカデミック・コモンズは、弘前大学付属図書館の1階にある、2021年5月に誕生したスペース。動画制作や撮影ができる「プレゼンテーション・スタジオ」、BBCワールドニュースが放映され、英語学習に役立つ本やDVDが揃った「グローバル・スクエア」、小説や社会情勢に関する本が並び、ソファでくつろぎながら読書ができる「リーディング・ルーム」、図書館で唯一、食べることが可能な「リフレッシュ・スペース」という多くの機能が集約された場所である。そして、私が思う最大の魅力は、会話をしてもいいというところだ。
写真)プレゼンテーション・スタジオ
写真)グローバル・スクエア
写真)リーディング・ルーム
写真)リフレッシュ・スペース
2.職員さんにインタビュー
図書館職員の齋藤さん、長谷川さんにお話を伺った。このインタビューを行った場所も、アカデミック・コモンズであり、「会話OK」が活かされていると感じた。
〇コンセプトである「知の交錯する場所」
アカデミック・コモンズのコンセプトは「知の交錯する場所」である。ここに集う学生や一般の方との交流を通して「知の共有、発信」をすることで、新たな「知」が生まれることを目指して作られたそうだ。これに基づき、交流しやすい開けた場にし、お話やインタビューが出来るような環境を作ったとおっしゃっていた。
〇時間を潰せる、休憩場所
図書館は勉強する場所、というイメージが強いが、「時間が空いたから休憩しに行こう」という気楽な気持ちで来てほしい、とおっしゃっていた。特に私は、ふわふわのソファがある「リーディング・ルーム」や、カフェと勘違いしてしまうほどおしゃれな「リフレッシュ・スペース」は時間を忘れてくつろげると感じた。しかし、これにはちょっと困ったことがあるのだとか。実は、ソファで寝ている人や、長居しすぎな人がちらほらいるとのことだ。公共の施設であることを忘れずに…!混んでいるときは、譲り合いの精神で利用しよう。
〇グローバル・スクエアをもっと学生に使ってほしい!
最後に、今後の使われ方について尋ねてみたところ、「グローバル・スクエア」を学生たちにもっと使ってほしいとおっしゃっていた。貸し切りができるスペースとなっているが、利用者が少ないという。プロジェクターなどの貸し出しも行っているため、映像資料を活用したり、ポスターセッションをしたりと、グループでの活動に使ってみてはどうだろうか。
3.まとめ
取材を通して、アカデミック・コモンズに幅広い使い方があると分かった。せっかく弘前大学に通っているのだから、有意義に図書館を利用したいと思う。勉強も、休憩も、交流もできるアカデミック・コモンズ。これからも弘前大学の学生を新たな「知」で満たしてくれる場所であり続けるだろう。
弘前大学 ホームページ
https://www.hirosaki-u.ac.jp/
弘前大学付属図書館 ホームページ
https://ul.hirosaki-u.ac.jp/