【大仏公園あじさい祭り】3年ぶり開催 2500本見頃迎える


2022年7月1日(金)から31日(日)まで、石川大仏公園にて「大仏公園あじさい祭り」が開催される。約20種類、2500本のあじさいが見頃を迎えた大仏公園。新型コロナウイルスの影響により、3年ぶりの開催となった。

 

 

今回は弘前市都市整備部公園緑地課の方にお話を伺った。1957年に成立した大仏公園。元々は津軽における南部藩の拠点である、石川城があった場所といわれる。後に津軽統一を目指す大浦為信の奇襲を受けて落城したが、石川城跡は長い間山地・農林として使われていた。明治時代には桜が植樹され、その後紫陽花が植えられたという。1957年に旧・石川町が弘前市に編入合併してから、弘前市所管として現在の「大仏公園」が成立した。

 

この大仏公園は、春にはソメイヨシノ、夏には斜面いっぱいに紫陽花が広がる、自然豊かな公園として知られている。大仏公園の管理は弘前市の委託を受けて一般財団法人緑の協会が行っており、紫陽花の手入れもその業務の一環としてされているという。また、紫陽花の補植・剪定は管理協力町会である石川町が行っていると話した。

桜、紫陽花などの植物だけでなく、頂上まで登ると弘前市街地、岩木山を一望できる大仏公園は、撮り鉄にも人気のスポットである。

 

今回のあじさい祭りでは、紫陽花に関する短歌や俳句、絵が飾られている他、3日(日)には、同市のビッグバンド「スイング・ハット・ジャズ・オーケストラ」が紫陽花をバックにした演奏も行われた。コロナ禍で制限がある中、家族連れやカメラを手にした人など多くの客が訪れている。

 

夫婦で訪れていた女性(56)は、「思っていた以上の紫陽花が咲いていて迫力が凄かった」と笑顔で話した。

紫陽花の見頃は7月10日。

ぜひ弘南鉄道に乗って、紫陽花を観に行ってみてはいかがだろうか。

 

〇所在地  〒036-8124 青森県弘前市石川大仏

〇電話番号  0172-33-8739

〇入場料 無料

〇アクセス弘南鉄道大鰐線 石川駅より徒歩9分

http://大仏公園 https://maps.app.goo.gl/K5hzhw2X1Ws7KP8C7