西弘前にひっそりとお店を構えている「かくれ家」というバーを貴方はご存知だろうか。外から見ただけでは、このバーの存在にすぐに気づくことはできず、アパートのような入り口をくぐり、階段を上がった先にまさに「隠れ家」と言えるバーがある。
店内はやわらかな照明の色と木の色がマッチした内装で、バーと聞いて浮かぶイメージとはひと味違ったアットホームな空間になっている。
また、店内には元々レコードでかけていたという60~80年代の洋楽や、誰もが一度は聞いたことのある曲が流れており、ついつい長居をしたくなる雰囲気がある。
店内は2~6人がけのテーブル席とカウンター席がある。カウンター席では、オーナーやバーテンダーと話をしながらゆったりとお酒を嗜むことができる。
このかくれ家の魅力の1つは、種類豊富なメニューの一つ一つに、丁寧な説明が書かれていることだ。元々メニューがなく、お客さんのオーダーに合わせてお酒を作っていたが、かくれ家のコンセプトである『初めてバーに来てくれるお客さんにどれだけ親切ができるか』をもとに、現在のメニューが生まれたらしい。
上の写真の他にも想像をはるかに超える量のメニューがあるため、お酒のことにあまり詳しくない人でも見るだけで楽しむことができる。
また、自家製ピザやチキンジャーキー、うずらの卵の赤ワイン煮など、様々なおつまみメニューもあるため、お酒やドリンクのお供にぜひ食べてみてほしい。
数あるメニューの中で、今回はオーナーである桜庭さんオススメの ホワイトレディ と ショコラティエ の2つを紹介していく。
最初に紹介するのはホワイトレディ。1919年に初めて作られたが、イギリスに渡った時にそのレシピが実は変わっていたという何ともミステリアスな由来を持つお酒である。価格は500円。気になる方はぜひご賞味あれ。
続いてご紹介するのはショコラティエ。こちらのメニューはかくれ家さんオリジナルの一品となっている。価格は600円。甘いカクテルが好きな方はぜひ試してみてほしい。
今回は写真左のグラスホッパーというお酒を初めて飲んでみた。
爽やかなミントの香りと共に、ほのかな甘みが口の中に広がり、爽快感のある一杯だった。
私自身ミントが苦手なのだが、「もう一口飲んでみようかな」とついつい口にグラスを運んでしまうようなお酒だった。
暑い夏にさっぱりとした気分になりたい方やミント好きな方にオススメの一杯である。
今回取り上げたメニューの他にも、様々な種類のカクテルや日替わりのクラフトビールなどもあるため、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
先ほどのメニューの話にもあったように、このかくれ家には来てくれるお客さんに対しての思いや願いがたくさんつまっている。オーナーの桜庭さんは、「ここでお酒の種類を知ったり、バーの雰囲気を掴んだりすることによって、バーという場に行く練習にしてほしい」と仰っていた。
バーが初めての方も、お酒が好きという方も、ぜひ【Pub house かくれ家】でゆったりとした時間を過ごしてみては?
『Pub house かくれ家』
所在地:〒036-8155 青森県弘前市中野1丁目9-14
TEL :0172-32-2612
交通手段:弘前大学から徒歩15分
営業時間:20:00~4:00
定休日:木曜日駐車場:なし