繁華街に書店!? 弘前鍛冶町にある書店「まわりみち文庫」


かくみ小路とは青森県弘前にある歓楽街である。この様々な飲食店やバーが軒を連ねる一角に1軒の書店がある。この店が「まわりみち文庫」である。


この店は店主の奈良匠さんが2020年7月にオープンした書店である。店内には約1200冊の古本、新刊本が並べられており、文学からサブカルチャーまでジャンル問わず様々な本が販売されている。

奈良さんに書店を開いた動機について尋ねると「5,6年前までは頻繁に本を読む方ではなかったが、青森市の古本屋で文学作品の魅力に気づき、読書が趣味になった。この時たまたまブックカフェで本屋特集の雑誌を読んで、近年このようなお店が増えていることを知り、“私もやってみたい”と考えたのがきっかけ。」と話されていた。

やはり気になるのは書店の場所だ。この小路に書店を開いた理由についても店主に尋ねると、「当初は赤レンガ倉庫美術館の近くに開く予定であったが、なかなか見つからなかった。そんな時にこの場所を発見し、広さ的にもちょうど良いと判断しここに決めた。」と話されていた。飲みに来る人が多く、観光客の影響もあり人の動きが活発であると同時に、近くに大きな書店もあるため、ついで感覚で訪れる方もいると話す。

まわりみち文庫は写真左側 居酒屋が並んでいる様子が見て取れる

また「今日ではオンラインで購入する人が増えてきているが、出版社によっては本の装丁にこだわっており、これは実際に手にとって見ないと分からない。五感を使うような買い物はオンラインでは味わえない魅力がある。」と書店へ訪れることの魅力も語っていた。

店に並べられる本は定期的に更新され、訪れるたびに新しい本と出会う事が出来る。
あなたもこの書店で本との偶然の出会いを楽しんではいかがだろうか。

まわりみち文庫
住所 : 青森県弘前市新鍛冶町9-5(かくみ小路)
営業時間 : 13時 ~ 21時
定休日 : 毎週木曜日
Twitter : https://twitter.com/mararimichi2020