吉野町緑地化公園にメモリアルドック帰還。今度は、新しい犬小屋も一緒。」


新しい犬小屋に帰って来たメモリアルドック今月の1月に、修復作業に出されていた白い犬のオブジェ「A to Zメモリアルドック」が吉野町緑地化公園の新しい犬小屋に帰ってきた。

「A to Zメモリアルドック」は弘前出身の現代美術家奈良美智によって制作され、元々公園の屋外に設置されていた。しかし、メモリアルドックの背中に乗ろうした人の靴やヒールで、犬に傷がつき塗装が剥げてしまった。そのため、今年の7月に修理に出された。修理は奈良氏の監修の下、市内で行われていた。

修理後は注意書きの看板の設置や、屋外への設置も、考えられた。しかし、公園の景観を考慮し、市と奈良氏で相談を重ね、外からでも犬が見えるような犬小屋の中に犬を設置することに決まった。

犬小屋と共に帰ってきた、メモリアルドックを見に来た方は、「写真映えする素敵な犬小屋だと思う。」と新しい犬小屋に満足していた。しかし、同時に「ただ、冬はガラスが曇って、犬が見えに悔いのが残念だ。」ともおっしゃっていた。

犬小屋は、24時間いつでも、見ることが可能で、2017年に吉野町公園の赤レンガ倉庫に奈良氏の美術館を作るための改修工事が始まるまで、設置されている。

吉野町緑地化公園にある吉井酒造煉瓦(れんが)倉庫