働く女性が波乱万丈な生き様を語る 弘前で「街ナカゼミ」

斎藤さんの話に聴き入る参加者

6月16日、事務代行や訪問PCサービス等を行う「さいとうサポート」の斎藤美佳子さんをゲストに迎え、「弘前街ナカゼミ」が開催された。主催は青森県庁。

自身の生い立ちを語る斎藤美佳子さん
自身の生い立ちを語る斎藤美佳子さん

同イベントは、青森県が2015~2016年度の2カ年で実施している「20代を変える『生き方ナビ』事業」の一環で、人口減少を食い止めるために県内外で活躍する社会人をゲストに迎え、大学生等が生き方のロールモデルを学ぶ。

第9回目となる今回は、「思いがけずオカンになったら働き方が180度変わった件」というテーマで、斎藤さんが小中学生だった時に不登校になった話や劇団員として全国を飛び回った話、結婚後コールセンターに勤めながら劇団の活動を続け、弘前に移住して起業に至った経緯などが語られた。斎藤さんが、「波乱万丈ぶりを楽しんでもらえれば」と言って語り始めると、参加者は淡々と語られる斎藤さんの自分史に聴き入っていた。

ゲストの斎藤美佳子さん(右)とコーディネーターの田澤謙吾さん
ゲストの斎藤美佳子さん(右)とコーディネーターの田澤謙吾さん

イベント後、斎藤さんは「自分にとって必要なことが出てきたら常に学び続けなければいけない。結局はその人次第なのだということを伝えたかった」と振り返った。同イベントを企画し、今回コーディネーターも務めた県庁企画課の田澤謙吾さんは、「これまで、人の『今』を聴く場はあってもその生い立ちを聴く場はあまりなかった。今回は斎藤さんの『これまで』を若い人たちに伝えられたのでは」と手応えをにじませ、「斎藤さんの生き方や考え方を、今後の人生の選択の参考にしてほしい」と期待を膨らませた。

ゲストの斎藤美佳子さん
ゲストの斎藤美佳子さん

今年度の「弘前街ナカゼミ」は残り3回予定されており、次回は7月21日、農ガール坂本司子さんをゲストに、「仕事っぷりは男らしく、心遣いは女らしく」というテーマで開催予定。対象者は県内の学生及び社会人。開催時間は18時~19時30分。場所は集会所indriya(弘前市紙漉町4-6)。参加費500円(ワンドリンク付き)。

20代を変える「生き方ナビ」事業 「弘前街ナカゼミ」

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