平成２８年６月１９日（日）に弘大カフェが弘前大学文京キャンパス内にオープンした。
旧制弘前高校外国人教師館(国登録有形文化財)を改装して成田専蔵コーヒー店が出店する。
オープン当日には無料でコーヒーが振る舞われた。
オーナーの成田専蔵さんは1975年に24歳で弘前市内に喫茶店を始めて、市内にコーヒー文化を根付かせた第一人者。
海外ではSENZO COFFEEと呼ばれる独自の手法でコーヒーをいれる。
「コーヒーを入れる人の心があってこそコーヒーにも味が出ると考えている。コンビニのコーヒーなど、多様なコーヒー文化が広がる中で、心を込めて入れるコーヒーの味を大学生や近隣の住人にもっと知ってもらいたいとの思いで出店する」と同氏は話す。
ネルドリップ専門の城東店とは違い、弘大カフェではエスプレッソやカフェオレなどのメニューも取り揃え、時間帯によりランチメニューなどもある。
テイクアウトも可能で、学生に対する学割も導入している。
メニュー
エスプレッソ 410円（学割369円）
カフェラテ 464円（学割389円）
マイルドコーヒー432円（学割389円）
コーヒードーナッツ162円（学割なし）
ランチプレート756円（学割680円）
など
昨年、弘前市役所の隣にある同時代の洋館「旧第八師団長官舎」に「スターバックスコーヒー弘前公園店」が出店したのに続き、ノスタルジックな雰囲気の喫茶店が誕生する。
歴史ある文化財を改装したコーヒー店が増えてきた弘前の街は今後ますます観光地としての注目が集まることになりそうだ。
同館は木造二階建ての洋館。
館内と太宰治の文学碑があるオープンテラスを合わせて約50席。
営業は午前10時～午後7時。日曜と年末年始が休み。
〒036-8560 青森県弘前市文京町一番地 電話番号は0172-55-5797